「カンボジアに村を作った日本人」
― Invitation to Kikuo Morimoto's New Book ―
シェムリアップの町から
北へ車で約1時間。シェムリアップ州アンコールトム郡ピアックスナエンに「伝統の森」はある。
現在約23ヘクタール。
現在約23ヘクタール。
最近、
最近、
IKTTは、
IKTTは、
「伝統の森」を
「伝統の森」を
森の再生を促すことも
森の再生を促すことも
カンポットの村から
やってきた若者たちは、 掘っ立て小屋のような家で 仕事に励んでくれた。
掘立て小屋のようだった
家々も次第に体裁が整い、やがて住人も増え、ようやく村と呼べるまでになった。開墾や農作業だけでなく、シェムリアップの工房で行なっていた染め織りの作業も、少しずつ「伝統の森」に移転させていった。
子どもたちのための寺子屋も
始めた。ジェネレーターを動かすことで、夜の団欒の時間帯は電気が使えるようにもした。今では、「伝統の森」を訪れ方たちが宿泊可能なゲストハウスもある。それもこれも少しずつ、10年をかけて、森を育て、村をつくってきたのである。
ゲストハウスは、
いくつかの高床式の木造家屋と、その周辺に家々が集まる、わたしが「工芸村」と呼ぶエリアにある。
工芸村では
繭から生糸を引く作業に始まり、絣布を織り上げるまでの作業がそれぞれ行なわれている。蚕はインドシナ原産のもの、その繭を手引きし、自然染料での染めと括りを繰り返し、一枚ずつ織り上げていく。そのすべてが手作業である。
「伝統の森」に暮らすのは
みなIKTTのスタッフである。 スタッフ全員が「伝統の森」に 暮らしているわけではない。 周囲の村から通ってくる者もいる。
ある者は養蚕と桑畑
ある者は養蚕と桑畑
「伝統の森」では、
「伝統の森」では、
そんな荒地が
そんな荒地が
ところでIKTTは
ところでIKTTは
IKTTの運営は
織り上げた布の売り上げに拠っている。それゆえ資金繰りに、いつも苦労している。しかし、それでもなんとかやってきた。わたしたちの活動は、いわばアメーバ。「伝統の森」の村づくりも同じ。できるときにできることをする。余裕のあるときに、セメントや材木を購入する。その繰り返しで10年あまり、なんと「村」をつくってしまった。
今回、現在に至るまでの経緯を、一冊の本にまとめることができた。
今回、現在に至るまでの経緯を、一冊の本にまとめることができた。
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